中島裕翔基準、大きく前へならえ

Hey!Say!JUMPの中島裕翔のジャニヲタ備忘録。

◇中島裕翔さんのおすすめ映画 第1位のジョン・ウィックを鑑賞したジャニヲタの感想~21歳の冬~

 

 
 


こんばんは。
先日からHey!Say!JUMPがmusic.jpのCMに再び起用され、メンバーそれぞれのおすすめ映画紹介動画が、会員限定でアップされました。(月額648円)


当然中島裕翔さんのファンの私は

映画なんて見ないよ…でも中島裕翔の顔がめちゃくちゃ良いしな…


なんて思いながら、まんまとmusic.jpへ登録。ちょろい~。そして中島裕翔さんのおすすめ映画の紹介動画をみる私。



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僕の一番好きな映画は「ジョン・ウィック」です。あんまり何も考えなくても、やっぱスっと入ってくるというか、映像とかも。男の子だったら絶対好きなんですよ、ああいうアクション。絶対真似したくなるし、影響受けるし、銃ってそういう使い方できるの?みたいな。いや、めちゃめちゃかっこいいです。結構映像がすごい色が綺麗で、ダークな世界なんだけどすごく色鮮やかで。一つのアトラクションですね、映画を見るって。「ジョン・ウィック」に教えられました。そこら中にあるものが武器なんですよ。彼にとっては。シャーペン、鉛筆…。あっ、めちゃめちゃ強いなって。僕にとってシャーペンは武器になります。


顔が良いですね、はい。なんですか、こちらをいちいち見つめてくるその瞳は…。内容としては、ジョン・ウィックについて。

「男の子だったら絶対好き」

このワードを聞いた瞬間に笑いましたね。ターゲット層分かってますか?あなたのファンは当然ですがほとんどが"女性"です!!

けども「男の子が好きそうなものが大好きな男の子」な中島裕翔is可愛い。
裕翔くんはいつもなにかを選んだり考えたりする時に自分のファンではなく、それを見る全ての人のことを考えてチョイスすることが多い気がする。このチョイスも納得。もちろん自身がこの映画を好きなんだろうなというのも伝わるけど、雑誌やコンサートのMCではラ・ラ・ランドを3回見た、STAR WARSを2回見た等一般的に日本でヒットした映画タイトルをあげることが多い印象。ですが映画が好きでよく一人で映画館へ足を運んでいらっしゃる中島裕翔さん。Hey!Say!JUMPのmusic.jpのCMを見てサイトへ登録される方がジャニヲタだけでは無いことを想定しているのか。まぁファンじゃない人にも非常に良心的な提案をしてくださる中島裕翔さんです。

と、まぁ。せっかくmusic.jpに登録したことだし…ジョン・ウィック、見るか~!なんて鑑賞することに。



ジョン・ウィックを鑑賞しよう!


中島裕翔のおすすめ紹介動画の下に、

中島裕翔さんのおすすめ映画1位をすぐに見る!

みたいなリンクがあったのでそちらからレンタル。

月額648円も払ってるのにたった3日間のレンタルなの?ん~まぁ他の某作品鑑賞サイトが安すぎるだけなのかな。映画なんて劇場で見れば1,800円は取られるもんね。

と、まぁレンタル手続きに進む。会員登録時に付与されたポイントを432pt使用。

無事にレンタル!よ~し見るぞ!


 
 

■作品概要

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あらすじ

ジョン・ウィック」 2015年公開

裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え、心の奥底に封じ込めた"殺し屋の魂"を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。


公開は意外にも最近。
2017年にはチャプター2が公開され、2019年にはチャプター3の公開が控えているシリーズ物と判明。

あらすじだけ見ると、アクションというよりはドロドロした感じなのかな?といった印象。

そして日本版の予告、ナレーションが遠藤憲一さんなんだ!エンケンさんは、中島裕翔さんがドラマHOPEで共演していて作中でも、作品の外でも非常に可愛がっていただいてたから。好きな映画の理由にはそんな理由もあるのかな…と。

と、前置きが長くなってしまいましたが本編へ!!


コントラスト

中島裕翔さんも動画で言っていた、「色鮮やさ」について。青みがかったコントラストがとにかく美しい。こういうアクション?というか、スパイだったり殺し屋の映画ってなぜかブルーが強い気がする。先日、友人の付き添いという名目で柄にもなくスパイ映画を鑑賞したんだけど(アトミックブロンド)それもブルーのフィルターがかかったような映画だった。ブルーの不思議な効果、アクションがド派手で血が飛びまくりなのに、このブルーのお陰でクールにまとまってる印象。そして彫りの深い顔にはブルーが似合う、まるで芸術のようだ!

彩度の高いところにブルーを被せている感じがなのがダークな世界なのに色鮮やかさを感じさせてるのかな?と。赤いライトが映えるし。裕翔くんの言いたいことはきっとこの鮮やかさに違いない。

ブルーのおかげで、人殺しのグロ映画ではなくあくまでアクション映画だなって思えたから。裕翔くんの言う通り気持ちよく、スッと入ってくる作品でした。

しかし、デートの回想シーンはどれも色鮮やかで明るく華やか。俗に言う「表の世界」と「裏の世界」の対比でしょうか。

色使いひとつとっても、映画は面白いのだと気付かされました。


◇ 音

作中、もちろん様々な音やBGMが使われているわけだけど、中でも印象に残った音をピックアップ。まずは作品のかなり序盤、ジョンの部屋(ジョンの脳内?)に響き渡る「ピッ、ピッ、ピッ…」という音。ジョンの回想で病院のシーンになり、響き渡る音は心電図モニターの音と判明。私は以前病院勤務だったのですが日本の心電図モニターはもーちょっと、しんどく頭に響く気がする。このちょっと無機質さを感じさせる音が静かで深い悲しみを感じさせるなって思った。

もうひとつは、銃の音。
ピシューン!でもバーン!でもなく「バシュッ!」っと刺すような音の銃。銃の音じたいに聞き馴染みがないんだけれど、銃声独特の心臓がバクバクするような恐怖感は無くてすごく爽快感を感じる音だと思った。スタイリッシュなジョンにピッタリな銃声だし、どんな意図が、むしろ意図じたいがあるのかは分からないけど殺しのサクサク感が助長されてて良かった。


◇ Crazy!!!

殺し屋の裏社会を描いた作品なだけに、俗に言う表の世界では考えられないクレイジーな案件が。思わず笑ってしまうようなクレイジーさが最高に楽しくて面白かった。まずは、ジョンの殺害を計画し部下を一人残らず集めてジョンのお宅に向かわせるウィゴ。破格だ、日本ではとてもじゃないけどやってらんない規模。そしてノコノコとお宅に忍び込むモブたち!いや、まじ、セキュリティ甘すぎ…狂ってる…。

ここでモブを華麗に殺めるジョンだけど、突然12時にディナーの予約を頼む。えっ、この時間にお腹空くのぉ?ジョンちゃん可愛いな~♡なんて思ってたら、違った…モブが一掃されてったよ…チップもジャラジャラ渡してた。ディナー=死体処理?しかも廃棄物扱い。この世界怖い…クレイジーだぜ…。

ジョンが泊まったホテルも不思議。
このホテル、怪しさ満載だけどいったいなんなんだろう。物語が進む感じからして殺し屋の集まるホテルなんだろうなぁ。オーナー兼情報屋のウィストン。彼に「ジョナサン」と呼ばれていたジョンだけど、一体どういうことなんだ?裕翔くんを「ゆうとりん」って呼ぶようなノリなんだろうか?だとしたらジョンってほんとに殺し屋の世界で精通してる人間なんだな…と。みんな人を殺めてるとは思えないような陽気さでクレイジーとしか言いようがない!


◇ 仕事人 ジョン・ウィック

ふと気付いたのですが、ジョンは人を殺めるときは正装。作品序盤の自宅シーンではスウェットでだらしない印象だったのに。仕事着ということ?私が知っている殺し屋は、殺しの時に雨合羽を着るのですが…(グラスホッパー 蝉)

あとジョンが仕事の人だなと感じたシーンは、作品終盤のウィゴが逃げるためにヘリに向かうシーン。カーチェイス!片手運転、リバース入れて車を自由に乗り回すジョン。渋い顔して、私情を持ち込みまくりな殺しなのにその手捌きっぷりが仕事的。「殺し屋 ジョン・ウィック」だったと思った。


◇ 怒りのジョン・ウィック

プロの殺し屋、仕事人なジョンだけど、時折見せる「怒り」の感情がとても面白い。

作品中盤、ウィゴの資産の在処が教会だという情報を手に入れ教会へ向かうジョン。金や資産を全て奪っていくかと思いきや、床にばらまく。そして容赦なく燃やした!!燃やしたジョン!!こ~れは、ジョンはかなり怒ってますよね…?奪わず失わせる。取り戻せない状態にまで持っていくところに自分の利益ではなく相手の損失を最大限に求めてる。やりおる。

もちろん「町の権力者を脅す金に変えられないうんたらかんたらが~!」って怒るウィゴ。(適当ですみません)

「そうか燃やせて楽しかったよ」

ジョン、ここでめちゃくちゃ嬉しさを隠しきれないような顔をする。これは殺し屋ではなくジョン個人の怨みを晴らした瞬間だったと思う。ジョンが殺しのミッションを確実にやり遂げるところはこの執着のような部分もかなり大きいと感じる…

そして怒り狂うジョン、ウィゴからヨセフの居場所を聞き出しすぐに向かう。行動力がすごいんだわ!ヨセフの友人?が銃で撃ちまくるタイプのテレビゲームをする。

ヨセフ「いい加減そのウゼーゲームやめろ!」

これはフラグじゃない?と思った瞬間ピシューーン!って脳天撃ち抜かれる。あーあ、ゲームやめちゃった。そしてゲームじゃなくてマジモン。現実に銃撃戦がキタ!!文字通り、ゲームではない。ジョン・ウィック最高に楽しい男!

そしてついに標的ヨセフに迫るジョン・ウィック。てっきり苦しませて殺したりするのかと思ったら

ヨセフ「たかが、あんn(バシュッ!!!

え~、まじか。

ほんっとにびっくりした。あの瞬間にジョンから感じたものは

「殺す」

の二文字だけだった。標的を必ず逃さないジョン、ネチネチしてるようでサバサバしてる。そこで感情を剥き出しにすれば油断が産まれるしね。確実に仕留める。カッコいいな。でもほんとにサクッと殺したのはなぜだろう。痛めつける価値も無いということだろうか。理解しがたい、けどとにかく潔くて、見る者に爽快感だけがつきまとう。そして、ジョンを怒らせると「ヤバイ」ことだけは分かる。


ジョン・ウィックはカッコイイ

ジョン・ウィックと言えば中島裕翔さんもおっしゃっていた通り、男の子が憧れてしまうようなカッコイイ殺し屋。

作品序盤、ジョンの家が襲撃されてヨセフに車を奪われるシーンの後。ジョンは車庫に行くけど案の定、69年型の車はない。血のついたシャツを着替えもせずにバスに乗り込む、ここのシーンBGMもゴリゴリでめっちゃカッコイイ!これはぜひとも映画館で見たかったなぁ。

そしてヨセフがジョンの車を盗んだことをウィゴに問い詰められるシーン。

ヨセフ「相手?あんなの誰でもねーだろ!」

ウィゴ「その誰でもねー男は…ジョン・ウィックだ。」

わ~~~映画タイトルにまでなってるジョン・ウィックですよ。私史上、半沢直樹ぶりですよこの感覚!!主人公が強い!!

「別名、ババヤガ」
ババヤガとは?って思ったので調べてみたところ、スラヴ民話?の魔女のことらしい。「ブギーマンか?」って。ブギーマンは外国で恐れられてる幽霊みたいなもんらしい。ブギーマンを殺すのがジョンの仕事。殺し屋の殺し屋、といったとこでしょうか。

ここでジョンがとんでもない殺し屋であることが段々と明らかになっていく。

「ある時、彼はバーで3人を殺した。"鉛筆"を使って。どうだ、わかるか?鉛筆だぞ?」

これですね、裕翔くんがおすすめ映画の動画でおっしゃっていたのは。でもジョンが鉛筆を使って人を殺めるシーンが出てくるわけではないのね。ウィゴが鉛筆で人を殺めるジョンの真似をする。とにかく、伝説の殺し屋として恐れられていることが判明。

ジョンがさらにカッコイイのがやっぱりアクションシーン。銃さばきに加え、格闘技のような身のこなし、重そうな筋肉なのに華麗な身のこなしで驚いた。弾の命中率と言いますか、的の定まり方も迷いがなくてカッコイイ。画角もいろんなところからでこれこのワンシーンで何ショット撮ってるわけ?って。でも裕翔くんが「銃そんな使い方する?!」って言っちゃうくらいな異端な使い方はしてなかった気もする。

あと私がカッコイイと思ったシーンはヨセフがホテルの地下の浴場で遊んでいるところにジョンが向かうシーン。爽やかだけど不安になるようなベース音がする音楽と共にサクサクとヨセフの警護を倒すジョン。赤や紫の照明がジョンを照らして切迫感がすごい。警護と一般人を即座に見分けて殺すあたりまさに「ババガヤ」だね。


ジョン・ウィックは可愛い

こんなジョン・ウィックだけど、ジャニヲタ脳の私からするとジョンから垣間見える「萌えポイント」たるものがいくつかあって。これは多分男の子には無い目線になるんじゃないかなぁ。懲りずにいくつかピックアップ!

まずは、「え?そこ?」って思われるかもしれないけれども、可愛いと思ったのは妻ヘレンの埋葬シーン。ジョンの傘の骨組みの多さ!良い傘なんだろうなというのは伝わってくるんだけど、骨組みの多い傘を使うところがなんだかとても可愛い。厳密な理由はわからないが、ジャニヲタは男性のこういところに萌えてるのです(私に限るかも)

そして、妻ヘレンの死後、お届け物が来てサインを書くシーン。ジョン・ウィックは左利き!左利き萌える~しかもペンを返し忘れるところ、憔悴しきって上の空なことが伺える。母性が芽生えてしまうよ。可愛い。でもなぜ左利きなんだろう?なにか意図があるのか、それともジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスが左利きなのか?と思い調べたところやはりキアヌさんは左利き。別に左利きなことに理由はないのかな?

そして私が1番可愛いと思って、1番気に入っているワンシーン。

デイジーちゃんとドライブ、ガソリンスタンドのシーン。たまたま居合わせたヨセフがジョンの車見て「70年型?」と聞くシーン。

ジョン「69年」

ねぇ~~~~~~(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)
ジョンちゃんめっちゃ可愛い!!とんでもなく愛くるしい、まぁだいたいそんくらい!で、いいじゃん!食い気味に被せてくるところ!違うのね?こだわり?マウンティング?プライド?そういう男の子らしいところめちゃくちゃ可愛くて好きだよぉお~~~~~~かわいいねぇ~~~~~(脳がジャニヲタ)

この時に会話してるジョンちゃん、なかなかに柔らかいお顔してる。デイジーに癒されて優しい顔になってるジョン。可愛いジョン。けどヨセフが相当ウザかったんだろうね、滑走路みたいな所に顔パスで入ってカーチェイス顔負けのハンドルさばき…
スリル満点だけどさぁ!このストレス発散方は無いわ!そりゃヘレンも心配するよ!車だけが相手じゃダメですわ!でもとにかく「69年」なジョンが私は大好き。とっても大好き。

それとこれはかなり個人的に可愛いなと思ったポイントとしては外で銃撃戦のシーン、散弾銃と普通の銃の2台持ちしてるところ。コンサート中に双眼鏡2台持ちしたことある私と似てるね♡(違う)結局そのあと車に跳ねられるというハイパークレイジー、そろそろ脳震盪起こすっしょ、屈強。


◇ 解せぬ男の世界

物語を見ていると感じるのは男の世界って理解しがたいなぁということ。意外に人情に熱いのか、女同士ならありえないなと思うのは下記のシーン。

作品終盤、ヘリに乗り込む寸前、ウィゴとジョンの素手での戦い。

いや~謎い。ウィゴはさっさとヘリに乗れば良かったしわざわざ素手になる意味がわからない。男の子同士って感じ。でもすごく感情的なシーンと捉えている、これまでと表情も動きも切迫感もまるで違う!男の友情とはこういうことなのか?と。ナイフを取り出すウィゴ、このチート野郎!ジョンは容赦なく自分の腹に刺してウィゴの腕を折って、さらに刺されたナイフを抜いてウィゴに刺す…。互いに致命傷を負っているにも関わらず、

ウィゴ「また会おうジョン。」
ジョン「また会おう。」

謎い、謎過ぎる!来世でまた会おうなのかな?いや、わからない。男同士の戦い、非常に解せぬ。いい戦いができたと思っているんだろうか。降水量が半端じゃなかったのは好きだと思った。因縁の二人の戦いに相応しい大荒れの天気だったと思う。女性がついていけないこのテンポ感も男性にとっては非常に魅力的で憧れる映画なのかもしれない。


◇ 妻 ヘレンは女神

作品の中で出番は少ないが非常にキーとなる人物の妻ヘレン。
彼女は伝説の殺し屋の足を洗わせ、さらに亡くなってもなお彼の未来に希望を与え続ける存在。まさにこの作品の光の部分と言える重要な存在。この光があるからこそジョンの闇の部分も引き立つし。

ヘレンが亡くなった後、ジョンの元に届いたものはヘレンからの手紙とケージ。

「ジョン、一緒にいられなくてごめんなさい。これからのあなたには愛する人が必要だと思う。まずこの子を愛して。車だけが相手じゃダメ。愛してるわジョン、私は長いこと病気で苦しんだけど今は安らぎを見つけられた、あなたも安らぎを見つけて。その日まで。あなたの親友 ヘレン」


なんて優秀な奥さんなんだ…。これは泣くに決まってる。ジョンが「愛する人」を見つけるための準備といいますか。自分が亡くなることで心を痛めたジョンがいきなり別の人を愛すのは難しいって分かってる。
でも自分の愛した人が他の誰かを愛せるようになるための道しるべを作るヘレンって…いやむり…!!

しかも、その日までヘレンは「親友」。もう涙が止まらない、あなたは心から愛した男性の「親友」になれますか?私はなれません、ずっとあなたの妻でいたいと思います。ごめんなさい。しかもめちゃくちゃ素敵なのが、手紙にプリントされた白のデイジー。白のデイジーの花言葉は「無邪気」そしてケージの中のワンちゃんの名前は「デイジー」。

ジョンいわく、これが

「ヘレンらしい」

らしい。

いかにヘレンが素敵で、女性としても人としてもロマンチストで、ジョンが愛されてることが分かる。その名の通り無邪気で愛くるしいデイジーちゃん。文字通り、「邪気」を「無くす」。ヘレンはきっと、ジョンに殺しの道に戻ってほしくないと思っていたのでは?それは単なる憶測に過ぎないけど、妻の溢れる愛情だけは伝わってきた。ジョンはとても素敵な人を見つけたんだね。


◇ 愛犬家 ジョン・ウィック

と、まぁヘレンから贈られたワンコのデイジーちゃんとの共同生活が始まる。ワンちゃんってすごく心に安らぎをくれるね。ジョン、デイジーに朝は起こされ、トイレやゴハンって。悲しんでる暇無く、つきっきり。動物を育てるって、大変だけど人間誰しもが心のどこかに持ってる「必要とされたい」っていう気持ちに応えてくれるような気がする。すっかり愛犬家になったジョン。

そしてラストのシーンでも犬が関わるシーンが。動物病院?保健所?のようなところで傷の応急処置をするジョン。ここで出会った1匹のワンちゃん。犬は悲しげな表情だったけど、色鮮やかな夜景をバックに二人で歩く後ろ姿、ワンちゃんの尻尾の振り具合と蛇行して歩いてる感じ。この作品ではきっと犬は希望の象徴のようなものなんだなと感じた。


◇ マフィアのボス

たびたび登場してくるマフィアのボス、ことウィゴ。彼のどんくささといったらこれほど面白いものは無い。ジョンのクールさに対比するほどのクレイジーさ。

ウィゴがたまに出してくるロシア語はちゃんと吹き変えられない感じ、字幕版では味わえない空気感味わえるから字幕版見た人は吹替版も見るべき。まぁ、ほんとにとことんダサい、ヨセフにとっとと消えろと言ったのに、ジョンにTELして説得してるところとか。まあそりゃ息子の危機=自分の危機みたいなところもあるもんね。他にも平気で息子を見捨てたり、とてもじゃないけどマフィアのボスの器ではない。ジョンのおかげでここまでこれたみたいな話があったけど、ほんとに殺し屋あってのウィゴだなと、すごく納得。


◇ 持つべきものは親友

要所で現れるマーカスという男性。登場時から怪しい雰囲気のおじさんだなぁと思ってましたけどめっちゃいいこと言ってく。粋なおじさん。マーカスは遠距離砲撃タイプなんですね!殺しにも種類があって面白いです。まぁ、おぢさんだもんね体力的にキツイか。老眼進んでも、遠くは見えるもんね。っていう非常に勝手な解釈。

そして私が持つべきものは親友だと感じたシーン。


ウィゴがジョン暗殺をマーカスに依頼するシーン。

「他の人にも頼んでるのか」

他の人も頼んでいる、殺した人に200万と話を聞いた瞬間に、なら引き受けようと言うマーカス。最初はマジか…って思ったけどマーカス、まさかここで引き受けた理由は他の殺し屋を殺すためなのか?


そしてホテルのベッドで寝てるジョン。

銃を向けるマーカス、そこにひっそりあらわれるパーキンス!ジョンの頭スレスレを狙うマーカス。ん?最初はてっきりジョンを殺そうとして銃を構えていたんだと思ってたから頭の横スレスレに撃つ意味分からなかったけど、パーキンスの侵入を知らせるためだったのか…、マーカスめっちゃ優秀!この優秀さは終盤にも!ウィゴ達に捕らえられビニールを被せられた時も助けたし、後々、マーカスがジョンへ情報を漏らしていたことが判明。男の友情、胸が熱くなりますね。

終盤のシーン、マーカスとジョンの会話がとっても大好きです。


「これで何度目かな救ってやったのは」
「感謝してるよ」
「当然だ、やつれた顔をしてるな」
「これは引退した顔だよ」
「引退だって?それは本気か?」
「…」


こんな砕けた会話ができるのはやっぱり親友の二人だからかな?と。でも帰路で黒服に囲まれるマーカス…裏切ったことがウィゴの逆鱗に触れて殺されるマーカス。悪あがきするとこがかわいい、マーカス's PRIDE。結局執拗に撃たれて死んでしまったけど。これは悲しかった。


◇ 女は怖い

この物語には女性も登場するが、その女たちが実に恐ろしい。

ジョンがホテルのカウンターで話した女性。「こんなあなたはじめて、脆く見える♡」はー女は怖い。見透かされているような気がする、女の第六感は男にとって驚異であるのでは?

そして、女と言えばコイツ、パーキンス。

ホテルのフロントで出会ったパーキンス。ホテルでの仕事(殺し)は禁止、この掟を破れば重い罰則があるのにも関わらず、掟を破れば報酬が倍になるという理由で平気で掟を破る。屈強な女…容赦なくジョンのまだ癒えていない傷を殴るし急所めがけてくる、女は怖い!怖い!

ジョンに殺されかけて結局ウィゴの資産のありかを吐くんだけどコイツが全く懲りない女なんだ。

ジョンは、手助け(?)にきた知り合いらしき人にパーキンスの子守りを頼んだシーン。拘束されて身動きがとれないパーキンス。

男「心配ない、ホテルの掃除係が来る」

ここで彼女はどうしたか、自分の親指を平気で折る。しかも痛がる素振りも見せずに、女優だ…。自分が喋って気を引いてるうちに手錠をすりぬける、そして男を容赦なく銃殺。

パーキンス「心配ない、掃除係が来るから」

は~気持ちいい!最高にムカつくクレイジーな女だけど気持ちいい!旧劇エヴァのシンジくんが「悪く思うなよ」ってモブに殺されそうになった時、そのシンジを助けてモブを殺す時のミサトの「悪く思わないでちょうだい」に似てる、この爽快感忘れられない…私の好きなシーンに認定。

しかしホテルの掟を破ったことは許されることはなかった、終盤にパーキンスがホテルの受付人に電話で呼ばれる。掟を破ったことがオーナーの逆鱗に触れ、コンチネンタルの会員の資格を失効したパーキンス。で、すぐ撃ち殺される。これが掟を破った代償か…しかもディナー即頼まれている!わーい!ホテルの掃除係が来たよ♡このオチが最高に良かった。


◇ ファンの子が好きなやつ(Cv.中島裕翔)

すみません、これは完全に私が笑ってしまったシーンなのですが。

騒音の苦情でいらしたポリス。ポリス、死体を見たにも関わらず世間話をして帰る。どういうこと…しかも、

「おやすみジョン♡」
「おやすみジミー♡」

はい?!裕翔くんがよく言うファンの子が好きなアレじゃないですよね?(違います)このファンの子が好きなやつ、というのはHey!Say!JUMPのファンはご存じかと思いますが。♂×♂ということですね。いや、ファンの子がみんながみんなそれが好きな訳ではありませんので悪しからず。


◇ まとめ

とにかく殺し屋の映画は今まで全く興味がありませんでしたが見てみたら意外に面白い。特にジョン・ウィックは難しい展開はなくて、サクサクと物語が進んでいくので字幕を追うのが苦手な人や外国人の顔と名前が覚えられない…といった洋画初心者でもハードルが低いと思いました。最終的にはジョンに関わるほとんどの人が死んだし、限り無くバッドに近いと思ったけど胸糞悪さは一切残らない、ハッピーエンドだと思いました。でも、中島裕翔さんがおすすめ映画の紹介で言っていたシャーペンで人を殺すシーンはなかったような…?鉛筆も、ジョンにそういうエピソードがあるってことだけ。もしかして、シャーペンが武器になるってのは自分で考えたんでしょうか?私自身、小学生の頃は男の子とばっかり遊んでた少年系女子で、頭が厨二だったんですが、いつ不審者に襲われても抵抗できるように先が細めのタイプのシャーペンをいつもポケットに忍ばせてたんですよ。(引かないで)だからちょっと、シャーペンを武器にするシーンを楽しみにしてたんですけど…全然見当たらなくて。これは2を見ればあるのかな?それとも中島裕翔さんが身近な物で武器にできるものを考えたのでしょうか。だどしたら言いたい!

小4の私と同レベル。

とまぁ、このシーンはチャプター2にあると信じて。その話は置いといて。ジョン・ウィックには可愛いとカッコイイとクレイジーの三要素を感じました。で、もって爽快系アクション。ジョンがこれからどうなっていくのか、非常に続きが楽しみなのでチャプター2も観たいと思います。


もしも、ジョン・ウィックファンや映画ファンの方がこちらのブログを見ているとしたら、自分の好きなアイドルがおすすめしてたから。という浅はかな理由で映画を見て、語ってしまったことをお許しください。

もし、中島裕翔を気に入って頂けたら、おこがましいお願いではありますがベストジーニスト、ぜひとも中島裕翔に投票お願い致します!


投票はコチラから↓
Best-Jeanist ベストジーニスト - 日本ジーンズ協議会公式サイト



ここまで、乱文をご覧いただきありがとうございました。また機会があればジョン・ウィック チャプター2の感想も書きたいと思います。ではでは。