中島裕翔基準、大きく前へならえ

Hey!Say!JUMPの中島裕翔のジャニヲタ備忘録。

◇【重量級】シェイプ・オブ・ウォーターの感想

 

 

こんばんは

3月末の話にはなってしまうんですが、フッ軽シネマズ第2段として、ゆとぺで紹介されていたシェイプ・オブ・ウォーターを観てきました。

公開終了間近ということもあって、ほぼ駆け込み状態で仕事終わりのヘロヘロな状態で観に行ったのですが…ずいぶんネガティブな気分と不思議な気分に襲われました。

でも、映画を観たあとの電車の窓から見える夜の町って、いつもと違って見えて、好きなんですよね。

そ~んな感じでちゃちゃっと感想書きます。


※ここから先は若干ネタバレを含みます。


 

■作品概要

シェイプ・オブ・ウォーター【R15】

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公式HP↓
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
※ローディング中の水玉が渦を巻くようにクルクルしてるのがカワイイのでぜひ開いてみてください!


あらすじ

1962年、アメリカ。
政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。
アマゾンの奥地で神のように崇められていたという“彼”の奇妙だが、どこか魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。
子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。
音楽とダンスに手話、そして熱い眼差しで二人の心が通い始めた時、イライザは“彼”が間もなく国家の威信をかけた実験の犠牲になると知る─。

公式ホームページより引用

■感想

まず、この映画を見る前に裕翔くんの感想を読んでいたので「人魚と人間の恋かぁ~。ん?人魚って女性だよね?でも人間も女性?」といった感じで頭の中ハテナでいっぱいのまま劇場へ足を運びました。

なんせ私は『マーメイドメロディぴちぴちピッチ』のドンピシャ世代ですから"人魚=カワイイ女の子"というイメージがしっかり頭にこびりついているわけです。

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(懐かしい…)

だがしかし!!まず、人魚ではありませんでした、半魚人、むしろ魚人ですね。ちょっと言い方を変えるだけでだいぶ印象が変わってしまうのも日本語の面白いところだなぁと。

というわけで、魚人と人間の女性の奇妙な愛を描いた映画な訳ですが、まず一言で感想を言ってしまうとしたら率直に

「気持ち悪かった」

です。これは単に魚人のフォルムが気持ち悪いとか、異種族の恋愛が気持ち悪いとかいう意味ではなく、裕翔くんの言葉を借りるとしたら「変態さと狂気」という部分に気持ち悪さを感じました。むしろ魚人のフォルムや、イライザが魚人を愛する思いは怖いもの見たさ反面、それゆえの美しさがあると思いました。

R15指定なだけあって、セクシャリティなシーンとか、グロテスクなシーンもありました。率直に"えっ!裕翔くんこれを自分のヲタクにオススメしてるの?!"って思いました、これも一種の変態だと思いますね…(ドン引き)(褒めてます)

さてここで私が言ってる変態についてなんですけど、単に性的欲求的なものじゃなくて。他人とは違う、その人にしかない独特な思想というか、もうちょっと病的な…際どいんですけども言葉で上手く表せない…でもそんな風に捉えてほしいです。辞書には載ってないような絶妙なラインです。その絶妙ラインの変態さと狂気。人間の欲求っていうのは誰にでもあるものなんだなって。いや、むしろ人間だけじゃなくて魚人にも欲はあって。

登場人物全員、様々な欲望を持って生きてる。それが気持ち悪かった!きっと欲にフォーカスしなければこの物語は種族を乗り越えた素敵なラブストーリーで終わったのかもしれないけど、でも欲望の部分に注目をしてしまって。

登場人物全員、その欲望の部分が最高に人間らしかったような気がする。魚人でさえ愛する相手を失いたくないって水の底へ連れていってしまうとか。まぁ魚人が人間らしかったと言うのはまだわかるんだけど、人間に対して"人間味がある"って表現するのはおかしい話だよね、だって人間って他の動物にはない理性っていうものがあって、それでこそ人間らしいんじゃないかと思うはずなのに、でも欲望に忠実に、もはや動物的な行動に対して「人間らしい・人間味がある」って言いたくなってしまう。それっておかしな話だよね、第一人間に向かって、人間らしいとか人間味があるって、それは猫に「猫っぽい!」っていう光くんとなんら変わりがない。最初に自分で登場人物全員人間らしいって言ったけどもね(笑)自分が持った感想に対してすごく違和感を感じてしまって、そこも含めてすごく気持ちが悪かった!

でも描かれる恋愛模様はすごく可愛らしくて、小さな花が毎日毎日少しずつ花開くような気分。でも恋って突然花が全部枯れたりするし、誰かがその花を踏みにじっていったりすることもあるのかなと。恋の描写についてはすごく好きだった、好きになって、相手を想えるのも、自分のこと愛してくれてるのかなって考えてしまうことも、典型的な恋だったからこそ異種族の恋愛に対する嫌悪感がなかったのかもしれない。単に一人の女性として、主人公に感情移入ができたかな。

そして他にも好きだったのはやっぱり色!!暗くて、苔むしたっていうか、殺風景にもモッタリとしたしたようにも感じる色使いばかりだった気がするけど、イライザの赤のコートとか、赤のワンピースがすごく映えて綺麗だった。熱い愛情って感じがして、ネットで解説とか読んだんだけどやっぱり色については赤が愛を表してるみたいなこと書いてあって、そういう分かりやすくて心に響くような美しい演出も好き。

映画を見終わった瞬間は、純愛に涙も流れたし、美しい映画だったと思ったけど、帰りに自転車乗りながら、人間の欲望の強さとか、善も悪も結局は欲が産み出すものなのかと思ったら気持ち悪くなってしまった。でもどうせ欲なしで生きれないんなら、善に欲を向けたいと思ったよ。それは一応。まぁここまで散々気持ち悪いと言ってきたけどその気持ち悪さが私はなんだかんだ一番好きだったかもしれない。なんか、そういう違和感的な人の心に引っ掛かる部分を持ってるものこそ面白いのかなって思います。そして、いつだって生き物は人の欲の上に犠牲になっていくと悲しむ裕翔くんはどこまで心の綺麗な人なんだと…裕翔くんっていつも綺麗事が多いなって思ってしまう心の汚れた私だけど、そんな人に私の心を洗って欲しいです。私は綺麗事を言ってる自分にいつも虫酸が走るというか、ほんとは真剣に考えたことなんてないのに、無関心が1番クソなのはわかってるけど綺麗事以前に、そこまで物事に関心を持てずにいて。私は自分のそんなところが一番悲しいです。もっと感性磨くぞ、ほんとに裕翔くんには頭が上がりません、憧れてしまうし、羨ましくて、悔しい気持ちにまでなってしまいます。

とまぁ…シェイプ・オブ・ウォーターを観ただけなのに!なにかを拗らせそうと思ったら、感想をここまで拗らせてしまった…。でも、色々考えるのは楽しかったです。また裕翔くんのオススメ映画が知りたいと思いました。では!



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