中島裕翔基準、大きく前へならえ

Hey!Say!JUMPの中島裕翔のジャニヲタ備忘録。

◇ 舞台『海辺のカフカ』を観劇した感想

 

こんばんは。
実はWILDが終わった数日後、裕翔くんがゆとぺでも紹介してた岡本健一さんが出演されている『海辺のカフカ』という作品を観劇してきました。

多分、舞台観劇経験の浅い私だからこそ、余計なにが正しいのか分からなくなるようなふわふわした気持ちになった舞台でした。

せっかくなので感想を綴ります!

あんまりストーリーに触れた感想は書いてないのでそんなにネタバレにならないですが逆に観劇してない人は、どういうことか分かりにくい感想かもしれないです。すみません。


海辺のカフカ

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ストーリー

15歳の「僕」は、父親と二人で暮らす東京の家を出る。
自分の分身ともいえるカラス(柿澤勇人)に導かれて「世界で最もタフな15歳になる」と心に誓って。
名前は田村カフカ(古畑新之)。そう名乗ることにした。
四国・高松を目指す長距離バスでは、若い美容師のさくら(木南晴夏)が旅の友となる。
カフカには目的の場所があった。旧家の邸宅を改装した甲村記念図書館だ。
そこでカフカは、司書を務める大島(岡本健一)、当主の親戚にあたる佐伯(寺島しのぶ)と巡り合う。
一方、東京の中野区に住むナカタさん(木場勝己)は、猫と会話ができる不思議な老人だ。
戦時中に事故に遭って以来、自分の影が半分なくなってしまったらしい。
近所の迷い猫を探すナカタさんの前に、ジョニー・ウォーカーなる男が現れた。
男はナカタさんにある取り引きを持ちかける。
そしてナカタさんもまた、何かに導かれるように四国へと向かう。
トラック運転手の星野(高橋 努)は、そんなナカタさんを放っておけず、高松まで乗せていくことにした。
どうやらナカタさんが探しているのは「入り口の石」というらしい。
星野の前に突如現れたカーネル・サンダーズ(鳥山昌克)は、すべてお見通しのようだ。
そしてカフカは、『海辺のカフカ』という歌にまつわる佐伯の過去を知る。
重なるはずのない時間、出合うはずのない人々は、いつしか一つの点を結びつつあった。


複数の大きなアクリルケースの中に、まるでミニチュアのように家具や木々が置いてあるセット。それが場面転換するごとに蠢いて入れ替えることでセットを変えるすごく斬新な舞台でした。

最初は「え…?透明な箱…?」と驚きました。パンフレットの蜷川幸雄さんのテキストを見ると、ジオラマを見て思い付いたって書いてあったから裕翔くんがジオラマのようだと言ってたのもここで納得でした。

座席は前列よりも後列で観た方がきっとこのジオラマ感は強く感じられるんじゃないかと思います。私は、W列だったのですが本当にジオラマを見ているようでした。 

最初は現実とは異なるセットの世界観に違和感を感じたけれど、あっという間に吸い込まれました。幕間になった瞬間、一気に現実に引き戻されて、そこではじめて吸い込まれてたことに気付きました。

途中、猫の生首が収納された冷蔵庫を開けるというグロテスクなシーンもあったのですが…、冷蔵庫を開けた瞬間の音やその絵面に本気でビビってしまって肩がビクッ!!!っとしたのが恥ずかしすぎました。笑

裕翔くんが言うには、答えは観る者に委ねられるような舞台とのことだったので、これというオチがあるわけでは無いんだと思って、伏線を探したりせず、受動的に観劇してみました。

確かに色んな解釈が出来るな。と、ただ色々考えられるけど、あんまり考えたくないとも思いました。

目の前で起きているそのふわふわとした分からない感覚が心地よかったからです。

普段は分からないことが嫌いでなんでもすぐ疑問を抱いたり、納得しなきゃ気がすまないタイプの人間なのですが、モヤモヤを払拭しようと考えれば考えるほど、逆に深みにはまって抜け出せないような気がして、考えないままのほうが混沌とせずスッキリ終われるんじゃないかなと思ってます。

でもやっぱり色々頭を巡るのが人間なわけで…!
ナカタさんの印象がものすごく強かったです。

ナカタさんは事故で頭が良くなくて職もないけど、とても素敵な人でした。でもその境遇の辛さや、純粋さに心が痛くなりました。人間は少しズルいくらいが丁度いい。そう思います、そう思うことで私は自分のズルい部分を正当化したいのかもしれないですが。

とにかく、舞台の上で起きること全て特別だった気がしました、小説を読んでいないこともあり、分からないことばかりだったけど。

でもなぜか、モヤモヤはしない。
不思議な満足感だけが残っていました。

結局、ナカタさんの影が半分だとか、入り口だとか、なんだったんだろう…って謎が残る部分があって気になるけど、でも、なんとなくそのままにしておく美しさもあるんじゃないかな?って思ってるのでそのままにしておこうと思います。

以上~!

ご覧いただきありがとうございました。

  
 

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